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DIY初心者必見!【壁の下地(柱)の確実な探し方】

「棚をつけたい」

「薄型テレビを壁付してすっきりさせたい」

「壁にフックを取り付けたい」

「地震に備えての転倒防止器具を取り付けたい」

・・・こんな事、考えたりしたことありませんか?

 

業者に頼めば一発で済んでしまうことですが、こんな事でお金を払うのも「もったいない」と考えると、ドゥー・イット・ユアセルフ(Do It Yourself』!=DIYです!!

 

上記のようなケースのように「ある程度以上の重さのあるもの固定する」ということで一番大事なのは、

【しっかりした下地(柱)にビスを揉みこむ(打ち込む)!】ということです。

 

 

家を見渡して柱などがあればそれが下地になるため、釘やビスも打ち込みやすいですよね。でも今の家は石膏ボードで覆われている「大壁式」の家が多いので、「室内からみて柱らしきものはございませんよ!どこに固定すればいいの?」ってことが多いと思います。

 

軽いものであれば、石膏ボード用のフックでOK!

そんな石膏ボードの壁でも、軽いもの(時計やカレンダーなど)であればホームセンターなどで購入できる石膏ボード用のピンやフックで充分です

商品には最大荷重が記載されているので、その荷重を参考に、吊るしたいものや引っ掛けたいものに合わせて購入してもらえれば、それはそれで解決します。

 

重さのあるものの場合は、下地に固定する!

ただ、冒頭のように、棚とかテレビなど、ある程度の重さがあるものになると、そのような「石膏ボード用ピン」ではまず荷重に耐えられません。

ビスなどが揉める「石膏ボード用のアンカー」などもありますが、荷重のかかる場所についてはこれも正直おススメは出来ません。取付した時はよくても、使い方次第で、いきなりアンカーごとボコッと外れて壁から剥がれてしまうケースの恐れが強いからです。

 

では、そんな時はどうしたら良いか。。。

石膏ボードの下にある下地=「柱」に直接ビスを揉めばいいのです!

石膏ボードの下の見えない柱を探すことになりますが、意外と難しくはありません。

この記事は初心者向けで記載しますので、誰でも確実に下地探しができる方法をご紹介します。

 

 

下地探しの前に

まずは最初に、大体の下地の位置を確認します。

石膏ボードは、必ず何かしらの下地の柱に固定されています。

この石膏ボードを留めている下地にビスを揉めればいいのですが、どのように下地が組まれているのかを大まかに把握します。

 

やり方は簡単です。

壁面をノックするように、コンコンと叩いてみて下さい。

下地の柱がある場所は「硬い音」。

下地の無いところは空洞になっているので「軽い音」がします。

 

「硬い音」を確認したら、下地の柱が縦に入っているのか、横に入っているのかを確認するため、垂直方向(縦)と水平方向(横)の確認をしてください。

 

 どの辺の位置に下地の柱が入っているか確認できれば、次は、実際に柱の場所を確定させる作業に入ります。

 

 

下地(柱)を探す道具

 大体の柱の位置は分かったけど、しっかりした柱の場所が見つけられなければ意味はありません。

ここで準備いただきたいのは、『下地探し』。ホームセンターに行けばほぼ購入できます。

下地探しの道具は、大きく分けて2種類。

  • 電気式の「下地探知機」・「下地センサー」 か、

  

  • 針を刺して下地を探す「下地探し」

  

 

それぞれホームセンターでは1000円~1500円くらいあれば購入できます。

電気式の「探知機・センサー」ではもっと金額が高いものもありますが、プロでもないので一番安いもので充分です。

 

予算に余裕があれば、「探知機・センサー」と「針刺しタイプ」の両方購入がベスト。

予算を抑えたければ、「針刺しタイプ」の方を購入ください。

 

下地の柱を探すことって、その手のプロの人でなければ一般家庭ではそう頻度はないことなので、このためにお金出すのはもったいないと思う人もいるかもしれません。ですが、DIYをやろうと考えている人には、持っていても絶対損はない道具と思います。

 

 

「下地探知機・下地センサー」を使って下地を探す

 これから記載するのは、ご紹介した2つの下地探しの道具を使った内容で。

まず、『下地探知機・センサータイプ(以下、センサータイプ)』から。

この「センサータイプ」は、壁裏の密度に反応します。柱がないところは空洞になっているので密度が低く、柱のあるところは密度が高い場所です。

この機械は、密度の低い場所から高い場所を感知することで柱の位置を特定します。

 

使い方

※今回は、柱が垂直方向(縦)に入っていることを想定した説明になります。

 

使い方はいたって簡単です。

①.壁の下地の柱のなさそうな場所に、ピタッと押し付けてからスイッチを押します。

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この時、柱のある場所からスタートしてしまうとエラーになりまので、注意ください。(壁を叩いて【硬い音のする場所=柱の入っている周辺】、【軽い音のする場所=柱が入っていない場所】なので、軽い音がする場所からスタートしてください。)

 

②.そのままの状態で水平に移動します。(今回は、①の位置から右側へ移動してます)

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 ほとんどの下地探知機で、写真のように矢印やマークが出ますので、そこを鉛筆やテープなどで「印」をつけておきます。

 

③.「②の印」を付けたら、少し離れた反対側の場所から同じように①②の操作を、「②の印」に向かって移動します。(今回は「②の印」より右側から①②の操作をします。右側の位置から左方向へ水平移動してます)

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すると、同じように下地探知機が反応します。

同じように「印」をつけてください。

 

④.この②、③で付けた印の間に柱が入っていることになります。↓

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柱は垂直に入っているので、壁の上から下まで入っているはずですが、念のため高さを変えて同じ作業をしてもらうと、柱の位置をより確実に確定出来ます。

 

 

アナログな針を刺して下地を探す「下地探し」を使う

これも使い方は簡単。

先端を壁に垂直に押し当ててグッと押し付けます。この針の刺さり具合で下地を探します。

表面にある石膏ボードはやわらかいので、石膏ボードの厚み分(一般的は12.5mm)には針は刺さりますが、その後。。。

  • 下地の柱があると、手ごたえ(抵抗感)があります。
  • 下地の柱が無いと、手ごたえはなく、ズブッと針が根元まで刺ささります。

その「手ごたえ」で下地を探すものです。

道具の側面に、針の刺さった深さを測るメモリがあったりしますので、そのメモリで判断しても良いと思います。

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前述の「下地探知機・センサーで下地を探す」の④「印」の間隔の間でこの下地探しを使います↓。

下の写真のように、センサータイプで見分けた範囲の【内側】と【外側】を数か所刺して確認。柱のある位置、無い位置を再確認します。

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ここでの作業は、あくまで、『センサータイプで確認した位置を再確認』することです。

この上記の2つの道具を使うことで、柱の位置と範囲がほぼ確定できます。

 

柱の位置と範囲が確定できれば、ここにビスを揉んで(打って)ください。柱にビスが入ることで荷重がかかってもしっかりと固定されるはずです。

(あえて言えば、この柱の「できるだけ中心」にビスを入れるように心がけていただければ、ビスが斜めにはいって柱から外れる状況は無くなるので万全です。)

 

 2種類の下地探しは必要か?

ここまで読んでいただいた人は、「針刺しタイプの下地探し」だけも良くないか?と思う人もいるでしょう。

その通り。

針刺しタイプの下地探し」だけでも全く問題はありません。

 

ただこの「針刺しタイプの下地探し」を利用の場合、非常に小さいですが「針の穴」が空いてしまいます。

それが気になる方は、「内装用コーキング材」「木工用ボンド」「修正液」などをその穴に充填(補修)することで目立たなくすることができますが、 

下地を探すのに、『針刺しタイプの下地探し』しか使わない場合は、

  1. おおよその柱の位置を推定して
  2. 下地探しを水平に移動させながら
  3. いくつかの場所を刺すこと

で柱の位置を特定することになります。『センサータイプ』併用と比べると、 「針の穴が多く空いてしまう」のがデメリットになります。

 

ちなみに『センサータイプの下地探しの一択』ということのおススメできない理由があります。それはセンサータイプの注意点として「壁材に湿気が多いと正確な探知ができない」ことがあるからです。エラーが頻発する場合もあるので、「センサータイプ」か「針刺しタイプ」のどちらかだけ選ぶということであれば、アナログな『針刺しタイプ』が良いと思います。

 

 

まとめ

  • ビスを固定するためには、下地(柱)に揉みこむのが一番!
  • その下地(柱)の位置は、しっかりとした位置を出す。
  • 位置が特定できたら、できるだけ柱の中心にビスを揉む。
  • 出来るだけ「キレイ」に下地を探したいということであれば、『センサータイプ』と『針刺しタイプ』2種類併用がベスト。
  • 小さな穴あきやその補修もいとわないということであれば、「針刺しタイプの下地探し」だけでOK。

 

いかがでしたでしょうか?

DIYというと、やったことない人には難しいイメージがありますが、道具と使い方がわかれば初心者でも女性でもできる事です。

 

今回は、『壁に荷重がかかるものを固定するための「下地の柱を探す」』という基本の基本を内容をご紹介しました。今後このブログでは、さまざまな内容をご紹介しますので、ぜひご覧ください!