無垢の床材。
魅力的!すてき!憧れる!・・・ なんて思っている人もきっと多いはず!?
上の写真はイメージです。我が家では有りませんのであしからず。
そんな我が家でも床には無垢材を使いました。
予算や使い勝手の関係もあり、流石に家全体というわけではなく、玄関ホールからLDKといった1階のフロアのみ。
それ以外の寝室や子供部屋などは一般的な複合(合板系)フローリング(以下、合板フローリング)です。
今回は、無垢の床材のこと、実際に数年住んでみての感想などを記事にしたいと思います。
無垢のフローリング材について
一言で「無垢の床材」っていっても種類はいろいろ。木材の種類で、色や風合い・足ざわりの感触も全く違います。
そして無垢材ならではの「メリット」や「デメリット」もあります。
メリットは・・・‘‘足ざわりなどの感触‘‘、‘‘見た目‘‘や‘‘風合い‘‘、‘‘香り‘‘、そして天然の木材ならではの調湿作用などの‘‘木材の特性を味わえる‘‘こと。
デメリット・・・「キズ」や「ヘコミ」、「材自体の反り」、「シミ」や「汚れ」に弱い、日焼けなどで「木材の色が経年変化する」ということ。
なので、無垢の床材を採用する際は、無垢材のメリットとデメリットをよく理解したうえでの方ががいいと思います。これを理解しないで見た目だけで選んでしまうと、後々後悔することも・・・。
そして選ぶ木材によってその特徴や特性も違うので、新築やリフォームの際は業者さんとよく相談して決めればいいと思いますよ!
我が家で選んだ材は
↑これは我が家の床。パイン材に自然塗料「ユーロカラー/オリーブ」で塗装してます。
我が家で採用したのは厚さ20mmの「パイン材」。
パイン材は木材の中でも比較的やわらかい木材です。キズやヘコミの事を考えれば硬めの木材の選択肢もあります。
また、木材の色に関しても、好みはウォールナットやチークのよう茶系の色味が好みではあるのですが。。。
そんな我が家がパイン材を採用した一番の理由は「感触の良さ」。
ウォールナット・チーク・メープル・バーチ・カリンなど、パイン材の他にもいくつかサンプルを比べてみましたが、一番好きな感触だったのが「パイン材」!
床材の色味は、シミや汚れ防止も兼ねて自然塗料(ユーロカラー/オリーブ)で塗装したら自分たち好みの雰囲気に仕上がりましたよ。
色味は変えることが出来ても、触った感触は変えられないですからね!!
夏はサラッと、冬はあたたか。
これは合板フローリング材を併用している我が家だからか、よく実感すること。
夏場。素足で歩いてていても足裏がべとつかない。これは木材の調湿効果で汗の水分を吸ってくれるからだそう。かなり快適です。
そして冬。床材自体に冷たさを感じません。むしろあたたかさを感じます。同じ家の中の環境でも、合板フローリングの床はヒヤッとした感触があります。
特に冬のあたたかみはパイン材みたいなやわらかめの材木の特性みたいですね。ちなみに、やわらかい材木の床はクッション効果もあるので足腰への負担も軽減するそうですよ!
無垢材だからできるリペア!
無垢材のデメリットになる「キズ」や「ヘコミ」は、意外と簡単に補修(リペア)することも出来るんですよ!
削ってしまう
無垢材は一枚の板なので、サンドペーパーなどで削ってしまうことができます。表面の「キズ」や「シミ」なども削り取ってしまえば気にもなりません。そもそもちょっとしたキズ程度であれば、正直気にならなくなります。
アイロンでヘコミを戻す
また「ヘコミ」ですが、アイロンと水があれば簡単に目立たなくすることができます。これは木材の気孔を膨張させて元に戻す方法です。
- ヘコミの箇所に水を垂らし、
- きれいなタオルを敷いてその上からアイロンをかけます。
ヘコミ具合で何度か同じ作業が必要ですが、これだけでヘコミは元に戻ります。
キズに強い合板フローリング材ですが、我が家でも併用して使っていますが、実際に使ってみるとキズやヘコミができてしまうと、補修するのは結構難しく感じます。
無垢材のデメリットであるキズやヘコミですが・・・、見方を変えればこれが『味わい』や『愛着』にもつながります。
また年月とともに変わってゆく色の経年変化も楽しめるのが無垢材の魅力でもあると思いますよ。
無垢の床材に「ルンバ」
お掃除ロボットの『ルンバ』。我が家でも2年ほど使っています。
無垢の床材に傷がつくのでは?と心配しそうですが、これも心配することはないと思います。
我が家では毎日のように無垢の床の上を動き回ってますが、それが原因での「擦り傷」や「ルンバが動いた痕」みたいなものはまず見当たりません。
むしろ(かけ方にもよりますが)普通の掃除機をかけた方が床にキズがついているかも。。。。
最後に
我が家では無垢の床材は大正解でした!ただ、これをすべての人にススメられるかと問われればススメられないでしょうね・・・。
だって、特性理解できていない人にとっては使いづらいものかもしれませんので。
でもよくその特性を理解できる人には、この上ない価値のあるものになると思います!
無垢材を検討される人は、実際に無垢材を入れた家だとか、実物のサンプルなどをみて、自分に合った床材を探してください。