冬の足音が聞こえ始めると、車を運転する人だったら気になってくるのが「冬用タイヤのスタッドレスタイヤへの交換」。
スタッドレスタイヤは私が住んでいる長野県では冬の必需品ではありますが、周囲の人の話を聞いても交換する時期は、正直人によってまちまち。
夏タイヤからスタッドレスへの交換時期は、自動車が通勤用なのか?、週末などのレジャーでしか使わないのか?、はたまた仕事で使うのか?によっても違いは出ていると感じます。
また、毎年「この日!と、時期を決めている」人もいますし、「初雪が降ったら交換する」人、「あの山が冠雪したら交換と決めている」人等、感性や感覚で交換する時期を決めているような人も。
自動車の使い方や感性で交換時期を決めることも決して間違ってはいませんが。。。。
今回は、そんな「スタッドレスタイヤの交換の目安になる時期」に迷う人に向け、一般的にはいつごろを考えたらよいかをリサーチしたので記事にしたいと思います。
冬用タイヤの装着時期に悩む人は是非ご覧ください!
~もくじ~
スタッドレスタイヤの「購入時期」と「交換時期」
交換時期の目安の前に、スタッドレスタイヤにまつわる一般的な事柄。それはスタッドレスタイヤの「購入時期」と「交換時期」に関して。
いつ購入する?
商業的にはスタッドレスタイヤは‘‘季節物‘‘の商品。降雪地域に住んでいる人はほぼ必需品。また毎年スキー・スノボなどのウィンターレジャーをする人・定期的に降雪地域に帰省や旅行する人でも、普段使いでは冬用タイヤの必要がなくてもスタッドレスに交換するということも多いタイヤ。
その為、冬場のハイシーズンともなると、カー用品店やタイヤショップなどでは大して宣伝をしなくてもお客さんが入る時期。こういう時期は、言い値とは言いませんが、特に値引きをしなくてもスタッドレスタイヤは売れていきます。ハイシーズンは需要と供給で言うと需要が多い時期。
よって、スタッドレスタイヤの‘‘オトクな購入時期‘‘はシーズン前!
スタッドレスタイヤの早期予約会や販売は9月ころから始まります。少しでも早い時期の購入はお店の割引率も高く、お得に購入ができますよ!
交換時期は?
そして交換時期。これも早めに交換することはメリット大!
それは・・・、
- タイヤ交換の待ち時間が短くて済む。(スタッドレスシーズンはお店も混む)
- 希望するサイズのタイヤの選択肢が多い。(シーズンに入ると、タイヤが品薄になり、場合によっては希望する銘柄のタイヤが買えないこともある)
- タイヤ購入の際、割引率が高く、安く購入できる。(シーズン中は値引きも渋く、価格も高い)
- 自分の気持ちに余裕が出来る。(いつ道路が凍結しても、いつ雪が降っても安心!)
スタッドレスは、本格的な需要のあるシーズン前の購入・交換はメリットが大きい商品といえます。
交換時期の目安は「外気温7℃」と「初雪の時期」
では先述の通り「早めの交換」とは言いましたが、その目安となる時期はいつごろか?
タイヤメーカーやタイヤショップでは、「外気温」を交換の目安にすること、または「初雪の時期」の前を目安に交換するのを推奨しています。
正直、どちらが良いのかはこの記事をご覧いただいたアナタが決めていただければとは思いますが、最低限の目安にはなるでしょう!
目安①.外気温7℃
「外気温7℃」というのは、夏タイヤのゴムの特性と、冬用のスタッドレスタイヤの特性に関連します。
それは・・・、
- 夏タイヤは7℃を下回るとゴムが硬くなりやすく、
- 冬用のスタッドレスタイヤは7℃を下回ると性能を発揮しやすくなる
ということ。
この7℃を下回る外気温になってくると、突然降雪に見舞わられるということも珍しくはありませんし、降雪が無くても道路が凍結するという状況も考えられる時期にもなります。
また、新品のスタッドレスタイヤ然り・昨年使ったスタッドレスタイヤ然り、タイヤの慣らし運転をすることで「タイヤ表面のゴムを削り、スタッドレスタイヤの柔らかい部分を露出させ、スタッドレスタイヤの効きや性能を発揮しやすくさせる」といいます。
少し寒くなってきたころにタイヤ交換することは、タイヤの慣らし運転ができることと、急な事態にも対応ができるということ。
よって、外気温が下がってきた時期が交換の目安の一つです。
目安②.初雪の時期
次によく言われる目安が「初雪の時期」。
以下は、日本国内主要都市における初雪および終雪の平年値(1981‐2010年、気象庁、観測地点は2012年時点)です。
都市 | 初雪 |
| 終雪 | 備考 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
稚内 | 10月22日 |
193日
|
5月2日 | 観測が行われている地点では最も初雪が早い。 | ||||
網走 | 10月31日 |
191日
|
5月9日 | 観測が行われている地点では最も終雪が遅い。 | ||||
札幌 | 10月28日 |
174日
|
4月19日 | |||||
仙台 | 11月24日 |
135日
|
4月7日 | |||||
新潟 | 11月24日 |
127日
|
3月30日 | |||||
東京 | 1月3日 |
68日
|
3月11日 | |||||
横浜 | 1月7日 |
64日
|
3月11日 | |||||
長野 | 11月21日 |
137日
|
4月6日 | |||||
名古屋 | 12月20日 |
78日
|
3月7日 | |||||
金沢 | 11月29日 |
120日
|
3月28日 | |||||
京都 | 12月15日 |
91日
|
3月15日 | |||||
大阪 | 12月22日 |
80日
|
3月11日 | |||||
高松 | 12月23日 |
69日
|
3月1日 | |||||
広島 | 12月11日 |
91日
|
3月11日 | |||||
福岡 | 12月15日 |
81日
|
3月5日 | |||||
宮崎 | 1月21日 |
|
2月7日 | 観測が行われている地点では最も初雪が遅く、終雪が早い。 | ||||
鹿児島 | 1月5日 |
43日
|
2月16日 | |||||
那覇 | なし | 0日 | なし | 観測開始以来雪が観測された事がない。 |
当たり前ですが地域のよって初雪の平年時の時期は違います。初雪の平年時期が最も早い北海道では10月下旬、私の住む長野県を含む甲信地域では11月20日過ぎ、関東首都圏では1月、関西では12月中旬、などなど。
もちろん初雪がこの時期より早い年もあれば遅い年もあると思いますが、こういった初雪の時期を知っておくことは、スタッドレスタイヤへの交換時期の目安ともなります。
前述の「外気温7℃」でも触れましたが、タイヤの性能をしっかり発揮させるためにはタイヤの慣らし運転も必要です。ですので、この初雪の時期を目安としても、その少し前には交換しておいた方がよさそうです。
まとめ
スタッドレスタイヤは・・・、
- 早めの時期に購入
- 早めに交換
がメリットが大きい。
そして、スタッドレスの交換時期の目安は・・・、
- 「外気温が7℃」、
- または地域の「初雪の時期」の前
最後に
今回はスタッドレスタイヤの交換時期という話題で記事を書きました。あくまでここに記載したのは‘‘目安‘‘だったりしますが、いずれにしても少し早目に動いた方がよさそうです。
個人的な話になりますが、スタッドレスへの交換は毎年人より早めにおこなっています。その理由はここに記載したようなことを実感しているからです。
天気の長期予報では「暖冬」だと言われても初雪が早かったり、「厳冬」だといわれても初雪は遅かったりしますが、いずれにしても早い時期に準備していくと心にも余裕ができて冬のシーズンインもスムーズに過ごすことができますよ♪
この記事を読んでいただいたアナタ!
今年の冬の準備は、早めにしてみてはいかがでしょうか!
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