我が家では家族でスキーをします。
数年前に住宅を新築する際に、そのスキー道具(板・ストック)を収納するスペースも作るかどうかも悩みましたが結局のところは冬のシーズンだけ玄関の土間スペースに置いて、シーズンオフは階段下の収納にしまうということで落ち着きました。
しかし、冬の時期だけとはいえ、玄関スペースに‘‘ただ‘‘スキー板を立てかけておくだけでは、何かの拍子で板が倒れたりすることもありますし、板を立てかけておく壁も汚れてしまいます。そこで欲しくなったのが家庭用の「スキーラック」。
市販品の家庭用のスキーラックを探してもみましたが、いまいち気に入ったものは探せず・・・。
・・・ということで、スキーラックをDIYで自作です。自作されている例をネットで探してみると木材で作成している事例が多いのですが、私が考えたのが、ホームセンターなどでも簡単に手に入る「イレクターパイプ」での作成。
実はこれから紹介するものは1年前に自作したモノですが、これからのウィンタースポーツの時期に活躍してくれるモノにもなるので、今回はDIYで自作した「スキーラック」をご紹介します!
イレクターパイプとは?
今回自作したスキーラックに使ったのが、矢崎化工のイレクターパイプ。
イレクターパイプは、鋼鉄パイプに、プラスチックを接着被覆してありますにので、丈夫で軽く、さらにパイプ内面には塗装が施してあるため、錆びに強く、清潔さを長く保つことができます。
また、多様な形状のジョイントを組み合わせて使うことで様々なものを作ることが可能になります。
出典:http://www.diy-life.net/what-ere/index.html
この商品はいろんなホームセンターで取り扱っていますので、結構簡単に購入が可能です。
イレクターの特徴でもある「丈夫」「軽い」「錆に強い」「汚れに強い」というのが、スキーラックの材料に最適!と思って、これを採用しました。
自作したスキーラック!
私がDIYで自作したスキーラックは、スキー板3セット分の大きさ。スキー板のほか、ストックも引っ掛けられるようにしました。
なお、このラックはラック単体で‘‘自立‘‘するタイプではなく、壁に「立てかける」タイプ。
(自立タイプにすると、安定感を得るためには底になる部分の奥行などを取らなくてはいけない為、多少ですが奥行が出てしまいます。少しでもスッキリさせるために、この壁に立てかけるタイプにしました。)
↓実際に作成したスキーラックがこれです。
以下は、部分拡大した写真。まずは上部。
そして、足元になる部分。
↓実際にスキー板を3セット置いたところ。
参考までにスキー板のサイズは、右から169、128、120。
↓階段下収納に入れたところ。
ラックの向きを前後逆にすることで、(ラックの安定感は若干下がりますが)コンパクトに収納が可能になりました。
材料・道具
自作したスキーラック(スキー板3セット分)のサイズは、
- 高さ(H):約1,600mm
- 幅(W):約460mm
- 奥行(D):約140mm
このサイズ感は基本的にはイレクターパイプの切断を最低限にするため、標準品にある長さ450mmと1,500mmのパイプをメインにしたからです。スキー板3セット分には丁度よいサイズでした。
イレクターパイプ
- Φ28イレクターパイプ 1,500mm × 2本
- Φ28イレクターパイプ 450mm × 4本
- Φ28イレクターパイプ 300mm × 1本 ⇒100mm×2本にカット(切断)。
イレクターのジョイント・各種部品
-
J-71(8個)
-
J-113A(3個)・・・スキー板の仕切りに使用
-
J-118B(2個)
-
J-130(2個)・・・ストックの吊り下げ用
-
J-131(4個)
-
ゴムアウターBセット(2個)
-
ゴムキャップインナー(2個)
-
パイプアウターキャップ(2個)
- サンアロー接着剤
その他、作成に使用した道具
-
パイプカッター(汎用品)
-
定規・メジャー
イレクターパイプの切断(カット)に使った‘‘パイプカッター‘‘を紹介した過去記事です。‘‘イレクター専用のハンドカッター‘‘が無くてもコレで問題なく切断できましたよ♪
イレクターの組み立て・接着のコツ?
イレクターはパイプとジョイントで組み上げるものですが、組み立てに力が必要になるだとか、ジョイントのはめ込みにコツが必要などといった事はありません。
ただし、注意したいのは接着。イレクターパイプはジョイント部品と接着が出来ます。必要な個所は専用接着剤を使って固定してしまえばよいですが、その場合は一度仮り組みをしてからの方が間違いはありませんよ。
使い勝手、感想
作りは簡単なものですが、スキーを並べてしまうとラックに安定感が出ます。ゆすったり人があたっても、ラックが倒れることも無ければ、もちろんスキー板も倒れることもありません♪
散らばりやすいストックは、ラック上部のJ型のフック(360°回転可能)に引っ掛けてしまえば散らばることもなくスッキリします。
また、ラックを使ってからはスキー板やストックが壁に直接当たることもなくなったので、ラック作成前の懸念事項だった壁が汚れる心配もなくなりました!
(スキーラックが壁に当たる部分には、クッション材を貼り付けているので、ラックそのもので壁を傷つけたり汚したりすることもありません)
我が家の場合、玄関土間⇔階段下収納と季節に応じて移動させますが、ラック本体の重量も軽いため、片手で持ち運びもできるのもイレクターにして良かったところです。
DIY・自作というと自己満足的な部分も大きいのですが、このスキーラックは我ながら大満足できる一品になりました!
スキーやスノーボードのラックをお考えの人、イレクターを使って自作してみてはいかがですか♪
~関連記事~
【CAP キャップ】 壁掛け用スノボースケボーアーム(セパレートタイプ) ブラックカラー スノーボード 収納ラック 273-274
- 出版社/メーカー: キャップ
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る